この美しさをなぞりたい

林 葉月が見た世界、描き記す絵と言葉

森田雄三の演劇ワークショップ神戸のフツーの人たち公演『どケチのど愛』に参加して①

維新派を見たあと、親友の妹カップルが堺に住んでいるのでそこに泊まる、はづきも一緒に行こ〜というので、家族に確認すると、泊まっていいし、そこから直接翌日の演劇ワークショップに参加してきていいというので、そうすることにした。オットは今超絶多忙だし、家計は火の車だというのに信じられないくらい寛容だ。多分、ちょっと頭がおかしいのだろう。私と暮らしているうちにちょっとずつ狂ってきたか、元々そうだったのか、知らないけど。

 

親友も私も昔から、時間の計算が下手で、二人でよく待ち合わせをしてはお互いに遅刻してお互いに間に合っていた。もう一人、待ち合わせたら、その人だけが待つことになるので、しんどかったろうと思う。中学からの、もう一人仲良しがいたけど、いつの間にかその子とは会わなくなってしまった。仲違いしたわけでもないし、理由なんてない。

いつものように飛行機ギリギリになった親友をみんなで走って駅まで送り、親友の妹と彼氏のフランス人とぶらぶら堺を案内してもらいながら歩き、老舗の極上お線香やさんにて完全天然香料だけの沈香というお線香を買って、今回の演劇ワークショップの会場である「北神区民センター」へと向かった。

関東に住んでいた頃は「京都大阪奈良神戸」なんて団子みたいにくっついてるから全部が近くて、あちこち行けると思っていたんだけど、大間違いだったと知っていたけど前日からの移動距離が結構なことになっている。

京都から奈良は1時間半、奈良から堺は1時間半、堺から北神は2時間、北神から京都の自宅まで2時間半。

はるばる電車を乗り継いで乗り継いで、電車の中で目の前に座っているかわいい女子高生とその隣に白いジャージの私服ヤンキーではない男性カップルを見たときに「ずいぶん田舎に来たなあ」と思った。

 

こんな遠くまで来て、今回の演劇ワークショップの現場がどうなっているかも知らずに私は何をしてるんだろう?と思いながらも、駅を降りて軽くストレッチをしながら会場へと歩く。降りた駅には目の前にイオンの複合レジャー兼買い物施設以外、何もなさそうな場所だった。

 

部屋に入る、輪の中に入る。雄三さんは私のことを忘れていたみたいで「あなた初めて?」と言われたけど首を横に振ったら「あ!思い出した!」とすぐに言った。

すぐに休憩になって、慣れない場所で、慣れない人たちの中で、差し入れてもらった海苔巻きをいただく。前回のワークショップで出会った人たちも複数いた。東京からの参加者も夕方になって着いた。

ああ、だめだ、初日のことはこれ以上思い出せない。

でも多分、ほとんど見ていたし、大したことは何もできなくて、休憩になっては差し入れを頬張り、夜になって電車で乗り換え乗り換えして、帰った。

最寄りの駅から自宅までの道が、深夜、公園沿いの真っ暗で、心細かった。

 

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