この美しさをなぞりたい

林 葉月が見た世界、描き記す絵と言葉

京都-左京区-京大-変人

私は二〇一一年の春から京都に住み始めた。きっかけは東日本大震災だった。実はその前年の夏に単身で京都へ遊びに来ていて、その時にたまたま夫の元恋人のシェアハウスメイトと夕飯で同席となり、その友人を頼りにして翌年の三月十七日以降、身を寄せてもらうことになったのだった。

前年の夏、もし私があのゲストハウスに宿泊していなかったら。誕生日プレゼントとして京都への一人旅を勝手に思いついて決行していなかったら。今、京都には住んでいないだろう。

それで引っ越すとなったら誰もが私に「葉月は左京区でしょ」と言ってきた。特に夫は「左京区以外では無理だと思う」くらいの語気強めで私に左京区を推してきた。

右も左も御所も烏丸も知らない私は、なんのこっちゃと思いながらもガケ書房や恵文社があるというのなら、まあ左京区にしてやってもいいけど、くらいに思っていた。

住んで七年目に差し掛かったのだけど、端的に言って、左京区大好き。

東京の中央線沿線・高円寺に生まれた私は古本屋と古着屋と小さな喫茶店と豆腐屋がある町が大好き。だから京都は、どストライクな町なわけです。若干古着屋が弱めかなって気はしますが、どっこい川が街に流れていてそこから山が望めてもうこれだけで最高なんだけど、それに加えて左京区にはね、京大があるわけで。で、京大のどこが素晴らしいかっていうと、変人というか変態がうじゃうじゃいるわけです。で、卒業してもなんとなく京都に住みつく人も多いからか京大生の地層ができていて、その辺歩いてたら京大生にぶつかるくらいうじゃうじゃいる。で、私、聡明な変態というか変人が大好きで。それは多分、仙台時代の高校同級生が進学校なのに個性炸裂していてバカ賢い自由人ばかりで、その居心地の良さを知っているからだと思うんだけど。それで住んでからというもの、何故かはよくわからないけれど、変人とか変態な京大生、京大卒生に出会うことがやはり多い。だからきっと京大生ってみんなこんな感じなんだろうと思い込んでいたのだけど、学祭に行ったりしたらあんまりそんなにそうでもない京大生とかもいてビックリしたりして。あー勝手に変人だと思ってたなー私。偏見だよねよくなかったねーと思っていたんだけど。

やっぱりでもこういうイベントがあるってことは、やっぱり京大は変人製造大学って認識で間違ってないんだなって思いました。

ビバ!変人!

変態は最上級の褒め言葉なんです。私にとって。

ちなみに夫も京大卒ですが、それだから好きになったわけではないと思いたいけれど確かに出会った頃の風貌は変人枠に入っていたかも。今は超普通だけど、あれは普通の人コスプレなのだと思う。かりそめの一夜だと思う。そして「夜は短し歩けよ乙女」というアニメが映画館で公開されているけれど、左京区民のための映画みたいなものなので全員観に行くといいと思う。

ちなみに五月八日の「京大変人講座」は受講申し込み済み。楽しみ!

 

世界が滅んでも生き残るため、京大生よ変人たれ。酒井教授が語る、カオスに立ち向かうための京大の役割。

https://kyodai.360-degrees.jp/articles/35

 

京大変人講座

http://www.gaia.h.kyoto-u.ac.jp/henjin/2017/03/25/1st/



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