この美しさをなぞりたい

林 葉月が見た世界、描き記す絵と言葉

愛と恐れはどうしてセットに?

前回に書いたものを読んでみるとなぜ「愛する」と「失う」がセットで認識されているのか?と思う。

 

私は、父と幼い頃に生き別れている経験が大きく影響していることにある時気付いた。

 

両親の離婚に、正直言って子は無関係だ。

 

例え不仲だろうと不倫だろうと借金だろうと子には関係ない。

 

どちらの親も私を愛しているし私も両親を愛していることに変わりはない。

 

 

だけど日本には親権制度がある。

 

 

子供が親に会うことを選択する権利は、どこにもない。

会うも会わないも親次第。

私の場合、母が会わせなかったのではなく、父が会いに来なくなってしまったのだ。

 

それでも私は会いたかった。大好きだったから。

 

 

父が、どうして会いに来なくなったか?

 

ある時、父が迎えに来たのに私は号泣して父の前に出て行かなかった。

何があったわけでもなかったらしい。

祖母も母も困惑していたのだが

父は「母たちが自分のことを悪く言ったに違いない。それで自分を嫌いになったのだ」と解釈したのではないか?と祖母が言っていた。

 

 

全然違う。

 

その話を聞いてしばらくしてから、私は当時の自分の気持ちが蘇って号泣した。

 

会っても、別れるのが、辛くて、それでもう会う時点でその別れる悲しみが溢れて

父と会って別れなければならないことが辛すぎて

泣いていたの。

 

そのことを私はうまくしゃべれなかった。

伝えられなかった。

若干3歳。

 

伝えられるわけない。

 

泣いて出てこない私に、その状況に激怒して、私にくれたプレゼントのぬいぐるみとかも全部持って帰ったらしい。

 

お父さんだけでなく、お父さんがくれた私の大切なものも、なくした。

 

何も言えなかった。

 

何も伝えられなかった。

 

全然、違うのに。

 

お父さんのことを嫌いになったりしてなんかいないのに。

 

どうして気持ちが伝わらないんだろう?

 

どうして心と心が通じ合わないんだろう?

 

私が言葉で伝えられなかったから。

 

 

両親の離婚に、子は関係ない。

子が親と会う会わないを選択する権利を

すべてのシングル育ちの子が持てるようになることを

願ってやまない。

 

すべてのシングル親が子にその選択権を与えることを

真剣に考えて欲しいと

切に願う。

 

子にとって最初の他者である両親という存在

両親との関係性はその子の人生に大きく影響する。

たぶん。

少なくとも、私の場合はそうだった。

離婚するなとかDV親にも会えとかそういう話じゃないからね。

 

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